【中級者向け】作業効率化には、選択範囲を上手にとれることが必須になります。
まずは、基本的な使い方を紹介した後に、
クイックマスクを効率的に使う、具体的な方法を紹介します。
動画
選択範囲とクイックマスクについて説明します。
矩形(くけい)選択ツール、投げなわ選択ツール、折れ線選択ツール、を使って選択範囲の設定ができます。
(左から矩形選択、投げなわ選択、折れ線選択)
選択範囲を塗りつぶしてみます。
クイックマスクのショートカットは、Ctrl+Mです。
クイックマスクを使って選択範囲の中を消したり、透明ブラシで消したところが選択範囲になってくれます。
Ctrl+Uが塗りつぶしのショートカットです。
選択範囲を保存する
選択範囲を保存するときは、選択→選択範囲をレイヤーに変換をクリック。Ctrl+Shift+Dでもできます。
レイヤーに選択範囲レイヤーができました。これで何度でも呼び出しができます。
レイヤーから選択範囲を作ると、緑色で表示されます。
ペンタブに塗りつぶし、選択解除のショートカットを登録
ペンタブのキーストロークに塗りつぶしと選択解除のショートカットを登録します。
モノクロ漫画しか描かないのでしたら、塗りつぶし+選択解除をペンに登録すると便利です。
(カラーイラストを描く場合は、Altを登録すると便利だそうです)
枠線を消す
枠線をいくつか作成したとき、必要な枠線のみを折れ線選択ツールで選択します。Shift+Deleteを押すと選択範囲外を削除できます。(これはよく使います!)
選択範囲ランチャー
選択範囲ランチャーを使えば、
選択範囲下にコマンドが出てきますので、そこから選択範囲以外を削除をクリックします。
グラデーションを作る
グラデーションの色の設定の仕方を説明します。
まず色を塗ります。人物トーンのレイヤーから選択範囲の選択→矩形選択ツールの選択タブの一番右端を選択し、グラデーションを設定したい範囲だけを選択→グラデーションツールでグラデーションをかけます。
クイックマスクでは、塗ったところだけ、描いたところだけを選択範囲として作ってくれるので、とても便利です。
レイヤーから選択範囲をとるときは、レイヤー→選択範囲の作成をクリック。または、Alt+クリックでもできます。
もっと詳しく 【初心者向け】レイヤーにある画像から選択範囲をとる方法
レイヤーから選択範囲を作成するのはよく使うので、ショートカットに登録しておくといいでしょう。
以上で選択範囲とクイックマスクについての説明は終わりです。
クイックマスクの使い方の実例
Q:クイックマスクのメリットを教えて下さい!
途中から再生されます。
A:クイックマスクのメリット
- 半透明なので下地に色があってもどこを選択したか、線の中まで塗りつぶしができているかチェックしやすい
- クイックマスクの時も「選択範囲」が作れる
- 描き文字で便利
Q:クイックマスクの使い方を知りたいです。
特に髪や肌のトーン・ベタをする際、本当に時間が掛かってしまって。どうしたらもっと早く出来るかと色々調べています。クイックマスクについて御教示頂けましたら嬉しいです。
あと、クイックマスクを使う際に作業する線画のレイヤーは1枚に統合しておくべきなんでしょうか?
クイックマスクの他にベタやトーンの処理が早く出来る方法もあれば教えて頂きたいです。
途中から再生されます。
A:早く塗るにはショートカットを使うと早いです、クイックマスクについても解説します
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